▼以下 ル・クラスマンのコメント | ||
DOMAINE DENIS MORTET ドメーヌ・ドニ・モルテ ★★★ GEVREY-CHAMBERTIN ジュヴレイ・シャンベルタン | ||
赤-10ha ピノ・ノワール | 白-1ha シャルドネ70%、アリゴテ30% | 年間平均生産量-45~65,000本 |
石頭で時代遅れの評論家は別として、今やドニ・モルテの醸造家としての才能と、そのワインの素晴らしさに疑いを抱く者はひとりもいない。 このドメーヌのワインがブルゴーニュに新風を吹き込み、またジュヴレイ・シャンベルタンがその魅力を取り戻すのに大いに貢献したことは誰もが認めるところである。 実際ジュヴレイは、いわゆる偉大なブルゴーニュワインの常連、つまり調和の取れたタンニンと甘美なテクスチャーを基盤とする造りに近づこうとするあまり、1996年以来本来の特徴である豊満さを失いかけていた。 そうした状況の中で、この村で最高の斜面に畑を持つドニ・モルテであっても、昔ながらの村名呼称ワインを周囲に認めさせるには大変な苦労があった。 ![]() しかし、 ドニの酒造りの基本は、ブドウの一株ごとの負担が重くならないように手入れを怠らず、また果実が可能な限りよく熟し、深い味わいを持つように配慮するという、極めて良識的なものである。 畑では1本1本のブドウの樹が、それこそ庭の木々を愛してやまない庭師の手にかかったように大事に育てられている。 その現実が人々を納得させる材料となり、これを見た同業者達も、 ドニのやり方に注意と敬意を払うようになっていった のである。 とはいえ、真似をしてすぐに追いつけるようなものではない。 ドニほど丹念な仕事ができる栽培家はまずいないからだ。 そのうえ、どうやら 息子もドニに劣らず注意深く、仕事に厳しい性格 のようなので、このドメーヌがライバルに抜かれる心配はしばらくの間はなさそうだ。 ![]() 2001年ものはまだ瓶詰めが終わっていなかったため、試飲用のサンプルには炭酸ガスの多いものがあったが、出来栄えは素晴らしく、瓶詰め後にがっかりさせられるようなことはまず考えられない。 いずれもブルゴーニュ最高レベルの赤 であり、この地の伝統に恥じないテクスチャーの滑らかさを持ちながら、その一方で、最新式の醸造でなければ得られない力強い果実味も併せ持っている。 今日の革新は明日の伝統となる。このドメーヌの長い歴史は、まさにその積み重ねにほかならない。 世界中のピノ・ノワール賛美者が、このドメーヌのワインこそピノの真髄だと称えるのも、至極当然のことなのである。 |
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年代 | 造り手 | ||||
[2000]年 | ドニ モルテ | ||||
生産国 | 地域 | ||||
フランス | ブルゴーニュ(コートドニュイ) | ||||
村 | |||||
AOC ジュヴレ シャンベルタン | |||||
タイプ | |||||
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内容量 | |||||
750ml |